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物件探しで失敗しないために
電話の対応
どんなビジネスにも当てはまりますが、電話の応対がしっかりできないところは気を付けた方が良いです。 社名、担当者名を名乗らない、態度が悪い、希望条件に対して「あります」と即答する。 こういった応対の不動産会社の賃貸情報はお客を集めるための「おとり広告」である場合があります。 こういったところでは良い物件は期待できないのでやめておいた方が良いでしょう。
免許証番号
不動産会社には「宅地建物取引業者票」が提示されています。 「宅地建物取引業者票」とは「東京 (1)123456」のような免許所番号の入った業者票で、これがない不動産会社は怪しんだ方が良いでしょう。 ちなみに免許証番号のカッコの中の数字は更新の回数を表しています。 つまり数字が大きいほど更新の回数が多く、長く営業していることになります。 営業経験が長いからといって良い不動産会社とは限りませんし、経験が浅くても良心的な不動産会社はたくさんあります。 数字は、あくまで目安とし、提示しているかどうかをチェックしましょう。
団体加盟の表示
不動産業界の業界団体加盟の表示の有無も一つの判断材料になります。 たとえば各都道府県の「宅地建物取引業協会」というところに加盟していれば「鳩のマーク」の会員証が掲示されています。 何かのトラブルがあった際に団体に相談することが可能です。
店舗の印象
不動産業界の業界団体加盟の表示の有無も一つの判断材料になります。 たとえば各都道府県の「宅地建物取引業協会」というところに加盟していれば「鳩のマーク」の会員証が掲示されています。 何かのトラブルがあった際に団体に相談することが可能です。
担当者の対応
やはり良心的な業者は希望をしっかりと聞いてくれます。 細かい希望を聞いた上で、いくつか物件の資料を提示しながら、物件を絞り込んでいきます。 その上で気に入った物件や気になる物件があれば、必ず下見をさせてくれます。 もちろん満足いかなければ繰り返し、希望条件を見直すなどの対応をしっかりと取ってくれます。 おすすめできない業者は、希望を聞かずに物件を紹介してくる業者です。 その他にも、すぐに下見をさせ、押し売りをしてきたり、 反対に下見をさせない業者や、すぐに借り手が決まってしまうと煽ってきたり、 メリットの説明ばかりでデメリットの説明のない業者は、当然ですが良い業者とは言えません。
物件選びのポイント
賃貸の物件選びは、情報の多さと早さに圧倒されてしまい、正確な判断を下すことが難しくなります。
迷っている間に別の入居者が。なんて言うこともしばしば。 素早く正確な判断を下すためには、条件の優先順位を明確にすることが大切です。
家賃・予算
賃貸物件を探す時にまず始めに決めなければいけいないものは、やはり家賃。 適正な家賃は、一般的には月収の3分の1程度だと言われています。
例えば、月収30万円であれば家賃10万円。多くの場合、家賃以外に管理費や共益費が掛かります。 また車を持っているならば、駐車場代も掛かります。 さらに、引越しや挨拶、仲介手数料なども掛かります。 このような、諸々の費用をひっくるめて、初期費用として大体、家賃の6ヶ月分は準備しておくのが好ましいとされています。 例えば、月収の半分以上を家賃の支払いに充ててしまうと、生活がギリギリに。 快適な生活を送ること自体が困難になってしまいます。 そうならないよう、生活に無理のない予算を設定することが大切です。
間取り・敷地面積
居住者の人数、ペットの有無、荷物の量、ライフスタイルなど、過ごしたい生活様式により、 必要となる間取り・敷地面積(広さ)が変わります。 近年では、部屋数が少なく大きなリビングやダイニングのある物件が人気ですが、 居住者が2人以上の場合には、それぞれのプライバシーなどを考慮して細やかな間取りが必要になりますし、 洗濯物などを干すスペースも2倍必要となります。 求めている間取りを明確にすることは、お部屋探しでは予算の次に重要になります。
最寄り駅までの距離・アクセス
通勤・通学は、毎日必ずしなければならないこと。 物件自体に気を引かれすぎて、通勤や通学の負担になると、その場所に長く住むことが徐々に負担になってしまうこともあります。 平日も休日も、自分の行動しやすい場所に住むことが、生活を豊かにする上ではとても大切です。 自分のライフスタイル、趣味や休日の過ごし方、良く行く場所などもしっかりと考えてから、物件の場所を選びましょう。
周辺環境・周辺施設
学校や病院、コンビニや公園など、生活をする上で必要な施設や環境が整っていることは、物件選びの上ではとても重要です。
「安くて良い物件が見つかった!」と思ったら、近くに病院がなく、いざという時に困ってしまうことも起こりえます。 若者の一人暮らしの場合などは、近くにコンビニや24時間のスーパーがあることは、とても大きなメリットにもなります。 年齢やライフスタイル、職業によって、必要なものは大きく変わります。 自分の生活を良く分析して必要な施設や環境が周辺にあるか、良くチェックしましょう。
物件の下見
最後に物件自体。物件を契約する前には、必ず下見をしましょう。
最近はカメラの質も上がったため、実物よりもよく映っていることもありえます。 また、日当たり、騒音、近隣の住人など、実際に現場でないと判断がつかないことが沢山あります。 物件に関する情報は、不動産会社から説明をもらうことが用意ですが、近隣の住人や上階下階の住人の特徴、 前に住んでいた方の情報など、出来る限り周辺情報をヒアリングすることをお勧めいたします。
物件を下見する際のチェックポイント
●トイレのつまり ●浴室の電気 ●換気扇 ●エアコン ●窓の開閉 ●家具、家電の搬入、設置
●防音、遮音性 ●修理改修の確認 ●コンセント、テレビ、電話端子の数と場所 ●ベランダの広さ
●収納スペース(賃貸の場合、間取りを広く見せるために収納が極端に少ない場合などがあります。)
●日当たりや、窓からの景色 ●元からあった壁紙や床の汚れや傷
契約の注意点
不動産会社にとっては毎日の仕事の一部かもしれませんが、部屋を借りる住人にとっては大きな選択。 賃貸物件を借りる時の注意点を事前に把握して、後々問題にならないようにしっかりと確認しましょう。
申し込み(仮申し込み・仮押さえ)
賃貸物件は、いくつもの仲介会社が取り扱っていることがほとんど。 まだいい物件があるかもしれないから、とりあえず押さえておきたい。そんな時に、申し込みをします。
申し込みは契約ではないのでキャンセルをすることが出来ますが、 大家は申し込みがあった時点で募集を止めるわけですから、キャンセルをされると大家さんに迷惑が及んでしまいます。 モラルやマナーを考えつつ、申し込みをしましょう。
初期費用
一般的には礼金、敷金、仲介手数料、翌月分家賃、火災保険料などがかかります。 家賃1ヶ月分を基準に、「礼金1ヶ月分」や「敷金2ヶ月分」などとしている場合が多くあります。 とはいえ、物件や不動産業者によって異なりますので、希望の物件が見つかったらまず確認をしましょう。 多い場合には家賃の6ヶ月分ほどのまとまったお金が必要になる場合もあります。 1ヶ月分の賃料だけに目を取られないように、総合的に費用を計算しましょう。
めやす賃料を参考にすると、実際に物件にかかる費用が明確になります。
(めやす賃料とは賃料、共益費・管理費、敷引金、礼金、更新料を含み、 賃料等条件の改定がないものと仮定して4年間賃借した場合(定期借家の場合は、契約期間)の1ヶ月当たりの金額です。)
鍵の交換
鍵を交換しないと、前の住人が部屋の合鍵を持っていることになります。 そんな不安を解消するために、契約前に必ず大家さん、不動産会社に尋ねるようにしましょう。
また、交換する場合の費用はどちら持ちか、費用はどれくらいかかるのかをしっかり確認しましょう。 できれば鍵の種類も同時に確認するようにしましょう。 ディンプルキーは、より防犯効果が高いとされていますが、交換費用も高くなります。
契約書
基本的に契約日から家賃が発生してしまいますので、 引越しのスケジュールや前の部屋から出る日などを考慮して無駄なく移ることが大切です。 一般的な賃貸契約を超えるものについては不動産屋さんに説明義務があるのですが、 契約を交わす前には気になることはすべて確認をするようにしましょう。 退去時の敷金の清算についても確認を取っておきましょう。
契約に必要な書類
●印鑑 ●身分証明書 ●住民票 ●所得証明 ●保証人の印鑑証明 ●保証人の収入証明