営業マンによっては、融資が引っ張れるかどうか、微妙に違ってきます。
さて、いったいあなたは、いくら借りられるんでしょう?
さて、自己資金ですが、最近では、諸費用ローンを組むこともできますし、極端な例では、物件価格の3%の自己資金でマンションを購入した方もいますし、物件の2割+諸費用を自己資金で用意しなければ、住宅ローンを融資しないというケースもあります。
銀行は、土地・建物の総額で融資が可能かどうかを審査します。融資の上限は、通常、物件の9割ないし8割です。土地決済時、土地価格の8割、建物完成時、建物の8割から全額の融資とかです。
融資の審査に建物の見積もりが必要なので、ある程度、概算なり、土地が見つかったら、すぐに建物の見積もりが出せるような体制をつくっておくことも大切です。
工務店で家を建てたいという方は、建物契約時、1/3、上棟時1/3、完成時残代金というケースが多く、自己資金が多く必要になります。ハウスメーカーさんなどは、契約時300万円とかで、あとは、建物決済時、残代金の支払いとなります。
良い計算方法があります
年収×35%(返済比率)÷12ヶ月÷4,427円(返済比率適用金利4%、借入期間35年
100万円を借りたときの月額支払額)×100万円=借入可能額
例えば、
5,000,000円(年収、税込みです)×35%=1,750,000円
(銀行が考えている年間借入返済可能額、その他のローンもこの中に集約されます。車のローンとか、カードの借入枠とかも)
↓
1,750,000円÷12ヶ月=145,833円
(1ヶ月あたりの全借入返済可能額、その他借入があるとここからどんどん差し引かれます)
↓
自己資金が800万円として、諸費用込みで総額4,090万円の物件、諸費用が物件の8%として、物件自体は約3,780万円になります。さて、次に毎月の支払いについて考えてみましょう。
例えば、マンションの場合、毎月、管理費・修繕積立金込みで、12万円の支払いで抑えたいと思ったら、管理費・修繕積立金の月々の支払いが2万円として、借入返済にあてる毎月の支払いは10万円、 100万円あたり、35年返済、変動金利2.375%として、月々の返済額は3508円。
したがって、
100000円÷3508円×100万円で=約2850万円が、
毎月、銀行返済だけで10万円の目安です。
自己資金が800万円、借入2850万円、諸費用が物件の8%とすると、
(800万円+2850万円)÷1.08=約3480万円の物件探しとなります。ただし、これには金利優遇や固定金利の選択は含まれていませんので、おおまかな目安です。